ねこまんま

日常のなかで感じたことや思ったことを書いています。現在はnoteにお引越ししています。

自分へのアドバイス

以前にもお話しましたが、私は心身共に疲弊したこともあり、今年の5月から「疲れをとるために無理せずノンビリする」という方針のもと生活を送っています。そして、それと並行して、私は自分自身を見直すことにしました。

「自分も人生において大切にすべきことは何か?」

「今後どのような価値観を持って日々を過ごすべきなのか?」

今までの人生を振り返ったときに、同じような過ちを繰り返しては・・・

「どうして自分は駄目なんだろう」

「どうして自分の努力は実らず、失敗と転落ばかりの人生なんだろう」

と考えてばかりだったような気がしたのです。

「絶対に自分は何かが間違っている」

そのような思いから、(今更な気持ちはあるものの)自分自身の生き方を再考することにしました。

そんなときに、心屋仁之助さんの著書「心屋仁之助のずるい生き方」のなかに、面白い一説を見つけました。

「もし、上から目線でお母さんにアドバイスするとしたら、どのようなことを伝えたいですか?」

心屋さんは「この答えをそのまま自分自身に向けて欲しい」と仰られていたのです。

私は考えましたが、「この答えが自分自身に向けた言葉になる」とわかった状態で考えていたので、素直な気持ちで考えることが難しいように思えました。

しかし、ふと思い出したのです。

「この質問、以前に答えている!」

今年の1月に遡ります。母の介護度が上がったことで、新しいケアマネージャーさんと打合せすることになりました。その打合せの際にケアマネージャーさんから「お母さまがリハビリをしていくなかで、どのようになって欲しいと考えていますか?」というような趣旨の質問をされたことを思い出したのです。私はその打合せのあとで頂いた資料を探したら、その質問の答えが書いてありました。そこにはこのように書いてありました。

「笑顔の時間を増やして欲しい。ストレスなく楽しく過ごせるように、健康でいて欲しい」

「元気になったら県民会館のコンサートに一緒に行きたい」

(後者については、母が氷川きよしさんなどの演歌のコンサートに行くのが好きなので、そのようなことを話していたのだと思います)

私は少し驚きもありつつ「そういうことだったのか」と腑に落ちる感じがありました。

今まで私は「一生懸命に頑張って、社会的に成功して、お金や地位や名誉を獲得して、周囲から尊敬されて・・・」みたいなことばかり考えていました。しかし自分自身に対して本当に必要なアドバイスは違ったのです。

「笑顔でストレスなく楽しく健康に過ごす」

「好きなことをして楽しい人生を送る」

この2つが自分自身へのアドバイスなんだと・・・。そして、私は今まで全く逆のことをしながら人生を歩んできたんだなぁと思いました。そりゃ苦しくて辛いし、成果も出ないし、何も上手くいかない・・・そんな人生だったのは必然だったのかも知れません。

今回のことが、これからの人生の方向性だったり、日々の過ごし方に少なからず影響を与えるようになると思います。そして、何か苦しいことや辛いことがあったら、今回のアドバイスを自分自身に向けてあげたいと思います。