ねこまんま

日常のなかで感じたことや思ったことを書いています。現在はnoteにお引越ししています。

いろいろな家族のカタチ

年末に銀行に行ってきました。我が家は父が生前に投資信託を持っていたことで、少額ながら現在も投資信託保有している関係で、年に数回ですが銀行の担当の方と話しをする機会があります。銀行員は異動が多いので数年単位で担当者が代わるのですが、現在担当してくれている女性は来春には担当になって7年目・・・比較的長いお付き合いをさせてもらっています。そのため「話しをする」と言っても金融や経済の話しは殆どなく、8割くらいは雑談や近況報告になっています。そんな彼女も担当になった当初は30歳独身でしたが、数年後には結婚されて、今では双子のママさんになっています。彼女は私に対して「母親の介護は大変ですよね」と言ってくれていますが、私に言わせれば「仕事をしながら妻と双子のママの3刀流のほうが大変なはず」と思っています。

そんな彼女との話しのなかで「お互いに作家の凪良ゆう先生のファン」という共通点が見つかり話しが盛り上がりました。私は凪良ゆう先生の小説を読んでいる最中で、彼女は今は多忙で小説を読む時間はないけど、時間ができたらゆっくりと読みたいと話していました。

その日の夜、いつも通りYoutubeを見ながら夕食を食べていました。この日はカジサックチャンネルを見ていたのですが、動画の内容は新メンバーの吉富さんが、幼少の頃に母親の再婚で新しい父親になった人を初めて「お父さん」と呼んでみたい・・・という内容でした。別に仲が悪い訳ではなかったようですが、照れくさい部分や違和感などもあって、ずっと「お父さん」と呼べていなかったとのこと。吉富さんが「お父さん」と呼ぶ場面では、私も母も涙しながら見ていました。

その翌日には凪良ゆう先生の小説「星を編む」を読み終えました。この作品のなかではいろんな家族が登場し、それぞれ家庭の事情を抱えつつ、周囲からの偏見や勝手な噂話などがありながら・・・ネタバレになるのでこれくらいにしておきますが、それぞれの家庭、そして人生を歩んでいく登場人物達に、いろいろと考えさせられた物語でした。

「双子のお母さん」

「新しいお父さんを迎えた家族」

「好きな作家さん小説に出てくる登場人物達」

「母の介護をするオジサン」

いろんな家族の形態があって、どれを取っても一般的な「普通」とは違うのかも知れませんが、それぞれが自分達の幸せを紡ぎながら日々の生活を送っているんですよね。

「みんな違っていい、そしてみんな幸せであっていい」

そんなことを思った年末の一日でした。