ねこまんま

日常のなかで感じたことや思ったことを書いています。現在はnoteにお引越ししています。

友達の適正な人数?

少し前にThreadsで見つけた投稿のお話しです。どんな内容だったかと言いますと・・・

「歳の割に異常に友達が少ない人とは、仲良くなっても途中でトラブル起こして縁が切れる」

・・・とのこと。この投稿については同意するインフルエンサーの再投稿やコメントがあったので、極端に偏った考えではないようです。

この投稿について・・・私自身の交友関係が狭いので、友人が多い人に対する反発や嫉妬もあるかも知れませんが「正直あまり好きではない」というのが本音です。

やはり引っ掛かるのは「年の割に異常に友達少ない人」っていう部分。

この言葉の裏側には「『年齢に相応しい友達の人数』というものが存在している」という考えがあるように思えます。これは具体的な数字があるのかわかりませんし、感覚的なことかも知れません。また、多ければ多いほど良いのか、それとも多すぎても駄目なのか、あるいは、年齢が高ければ高いほど友達は多くなることが理想なのか・・・そういった部分も良くわかりません。しかし、私自身も「友達は少ない」と自負しているので、そう考えると無意識のレベルでは「友達の適正数」みたいなものを持っているのかも知れませんが、友達の人数なんて人それぞれなので、基本的にはどうでもいい話しかなぁと思います。

それと、もう1つ不思議に思ったのは「みんな自分の友達の交友関係が広いか狭いかを知っているんだなぁ」ということ・・・そうでなければ、この投稿は存在しないと思うのです。私は今まで「自分の友達の交友関係の広さ」なんて全く知らなくて、聞いたこともないし、興味もなくて・・・だって『ビジネスパートナー』なら人脈は大切だと思うけど、そうじゃなくて『友達』でしょ、「一緒の時間が楽しい」とか「一緒にいて心地よい」とか、それでいいと思うから・・・。

そして「友達が多い人が正義」「友達が少ない人は・・・」みたいな価値観を感じてしまう・・・私が、この投稿が好きではない最大の理由かなぁと思います。投稿者本人は友達も多いから人間関係に問題はないけど、友達の少ない人は何か問題があるので、人間関係でトラブルを起こしてしまう・・・みたいな発想が垣間見れます。「友達が少ない」や「交友関係が狭い」は、そんなに人間としての価値や評価を下げることなのでしょうか?

youyubeに「東京の本屋さん」というチャンネルがあって、そこでは有名人が本屋さんや読書について語っているのですが、そのなかで女優の松岡茉優さんが・・・

「本が友達だった」

「自分が孤独に感じている人こそ、本はいつでもお友達になってくれる」

・・・と話していました。私は、この言葉を聞いてハッとしたと同時に、「それでいいんだよね」っていう安心感を与えてもらえました。確かに本は面白いお話しを語ってくれたり、役に立つ情報や知識を教えてくれます。そういう意味では、本当に良いお友達です。

そして、本じゃなくても・・・「ボールが友達」って言ってた少年は、世界のスーパースターとなり、憧れの存在になった例もあります(漫画のお話しですけどね)。

今回は、個人的に感じた不快な気持ちを成仏させるために、このような記事を書かせていただきました。そして、先ほど紹介させていただいたyoutubeチャンネル「東京の本屋さん」でタレントの井上咲楽さんが、蛭子能収さんの著書「ひとりぼっちを笑うな」を紹介していたので、一昨日の夜に図書館のネット予約システムをポチっとしました。